私たちはグルーミングを行うグルーマーです。

形づけること、切り取ることをトリミングと言います。
一般的に、犬にトリミングを行う店をトリミングサロン
トリミングを行う人をトリマーと言われています。

が、

正確にいうと、犬にグルーミングを行うグルーミングサロンです。
浸透してない言い方ですが、私たちはグルーマーなのです。

「トリミング」という言葉が浸透しすぎているので、わかりやすいようにあえてトリミングサロン・トリマーと名乗っています。
でも、犬にとって大切なのはトリミング(カットすること)よりも、グルーミング(清潔に保てるようケアをすること)なのです。
sweet dog’sで重視していることはまさに、グルーミングです。
P1070680
ベイジング中もとってもお利口なプードルのバロンくん♬
泡まみれだと誰だかわからないね(笑)
シャンプーで洗うことも大切ですが、実はシャンプー前と後のすすぎの方が重要な作業です☆
ベイジングではシャンプー・コンディショナー剤に合わせてすすぎ方も変えています。
すすぎにこだわることで、汚れ落ちも仕上がりも左右されます。

グルーミングとは犬体を清潔に保ち、健康を維持するためにするケアのすべての事を言います。
入浴させることをベイジング、拭くことをタウェリング、乾かすことをドライング、バリカンで刈ることをクリッピングなどと、いろいろな工程・名称がありますが、犬の健康のためにする手入れのことすべてをグルーミングと言い、トリミングもグルーミングに含まれます。

爪が伸びすぎれば歩様に影響し四肢や腰に負担をかけます。
肛門腺を絞らなければ、破裂してしまうこともあります。
耳の中を清潔に保たなければ、雑菌によるトラブルや外耳炎になってしまいます。
皮膚に皮脂や雑菌が溜まると、皮膚病やかゆみの元になります。
毛玉が出来たりデスコート(抜け毛)を溜めてしまうと、皮膚トラブルの原因になるだけでなく、大変な苦痛を与えることになります。
P1030468
ブラッシングやシャンプーを怠ったため、蓄積した皮脂や老化皮膚による炎症のある皮膚。
全身大量の垢と皮脂が皮膚を覆っています。
伝えることができない犬は、黙ってかゆみや痛みに耐えています。
P1030473
伸びすぎて肉球に刺さってしまっている爪。
爪が曲がったり指骨が変形すると歩くことが辛くなります。
爪の痛みをかばうことで、膝や股関節・腰に負担になることもあります。
また、こうなる前に根元から爪が割れたり抜けたりして、大量の出血と痛みを与えることもあります。

sweet dog’sはカットスタイルに重きを置いていません。
可愛くカットをして、お客様に喜んで頂けたらとっても嬉しいです!
でも、それよりも「犬のために」を重視したいのです。

sweet dog’sでは、見た目の可愛さよりも、犬の健康のために皮膚を清潔にすることを大切にしています。
シャンプーの洗い方はもちろん、泡の質、コンディショナーの希釈、ブラシの当て方から、ブローの風の温度までこだわり、皮膚を観察するためにあえて手のかかる手法でブローを行っています。

お家シャンプーとの仕上がりの違いはもちろんですが、沢山の犬の皮膚・被毛を見ているからこそ比較し気付けることが沢山あります。

犬は皮膚呼吸による湿気、毛穴から出る皮脂、代謝する老化皮膚により、犬の皮膚は雑菌が繁殖しやすく、さらに人よりも薄く敏感な皮膚をしていて、全身被毛に覆われているため症状に気付きにくいです。
動物病院にかかる犬の病気で最も多いのが皮膚病と言われています。

私達も数日お風呂に入らなかったら、ムズムズ・カイカイすると思います(*_ _)
犬も人と同様に、汚れが溜まれば不快な思いをします。
皮膚に赤みや腫れがある時は、痛いに決まっています。
そうなるリスクを軽減するために、大切なのがグルーミングです。
犬は言葉で伝えることができないだけで、私達と同じように感じています。
「動物は痛みに強い」という説を耳にすることが多いですが、私はそうは思っていません。
痛みを伝える手段が少ない、または動物の本能が強いため行動に現れにくく、人が気付きにくいだけだと思います。
多くの犬を相手にし、毎月の変化を観察できるグルーマーとして、そう感じています。
P1060857
可愛いいお顔でおちりのクリッピング中のチョコくん♪
スッキリ仕上げたい犬はバリカンを浮かせて刈り、皮膚が敏感だったりお尻を気にしやすい犬はハサミで仕上げるなど、ご要望や犬の状態に合わせて施術方法を変えています。
毎日汚れる場所だから、清潔に保つことで人も犬も快適に生活できます。

爪を切られたり、肛門を絞られたり、お湯をかけられたり、肉球のバリカンだってくすぐったかったり、グルーミングは犬にとって嬉しい事ではありませんが、健康を保つために生涯付き合っていかなければなりません。
施術方法や扱い方に注意し、いかにストレスを軽減するかを常に考え実践することが、私たちのグルーミングです。

犬の健康の為にも、家族の健康の為にも、生活環境の衛生管理の為にも、グルーミングは必要不可欠なものです。
犬の皮脂や老化皮膚、毛穴の汚れなどを取り除くことは、生活環境のノミ・ダニ軽減、動物アレルギー対策にもなり、人の健康にもつながります。

カットをするためにサロンを利用するというイメージを持たれている方も多いですが、毛が伸びたから・毛が抜ける季節だから・毛玉になったからトリミングをするというよりは、健康管理の一環として清潔を保つためにグルーミングをご利用頂けると嬉しいです。

プードルやシーズー、マルチーズ、シュナウザーなどの毛が伸び続ける犬種は、毛玉になってからのブラッシングは苦痛を与えますので、絡んでからブラッシングをするのではなく、絡む前に定期的にブラッシングを行う必要があります。
柴犬・甲斐犬・コーギーなどの中毛種、シェルティ―やポメラニアンなどの長毛種のように、毛の抜ける犬種もまた、デスコートが溜まらないようこまめなブラッシングが必要です。

毛玉やデスコートのケアが必要のない犬種は、イタグレやフレブルのようなツルツル短毛種くらいですね。

犬に毛玉の苦痛を与えたくない方、抜け毛の除去にお困りの方、家族にアレルギーや喘息などの予防のために常に犬を清潔に保ちたい方は、ブラッシングだけでも承っておりますのでお申し付けください。☆

シャンプーやカットをしない場合も、部分ケアなどのグルーミングを承っておりますので、お気軽にご相談ください。

※ひどい毛玉の場合には、カットをした方が犬に苦痛を与えないため、ブラッシングのみでは承ることができない場合があります。

※2か月以上サロンを利用していない犬のデスコートの除去は、数時間かかることがあります。
 また、サロンを利用していない犬のデスコート除去は、確保する時間の予測がつかないため、犬の状態を見させて頂いてからでないと、ご予約を承れないことがございます。

※ショークリップやフルコートの犬のラッピング等を含むお手入れにつきましては、お客様のご要望内容、犬のトリミングマナー・飼育状況により、来店頻度などの条件を付けさせて頂く場合・承ることができない場合がございます。

sweet dog’sオーナーのブログ「sweet dog’s mind」は
月に2~3回のペースでUPしています☆

ブログ村ランキングにも参加しています!
sweet dog’sブログ共々、クリックで応援頂けるとありがたいです♥
これからもよろしくお願いいたします_(._.)_

このバナーをクリック↓
 
宇都宮 トリミングサロン