sweet dog'sには、本棚があります。
私が多くの方に読んでいただきたいと思った本や、お客様より寄贈頂いた本などがあります。
私が伝えきらない思いや、体験することのできない現場の感情を、少しでも感じて頂けたらと思っています。
お声をかけて頂ければ、貸し出しもOKですので、ぜひ手に取ってみて下さい_(._.)_
「犬といのち」よりー
触れてくれる手はない。
誰も名前を呼んでくれない。
どんなに叫んでも、君の名を知る人は答えない。
首輪の数と同じだけあるはずの名前は、ココではみんな同じ。
「不要犬」
それなのに、信じている。
それでも、待っている。
冷たい床の上で、ほんの少しのぬくもりを分け合いながら。
もう少し辛抱すれば、きっと迎えに来てくれるという顔で、襲い来る不安と闘いながら。
・・・・・時間が容赦なく流れる。
栃木県で保健所に収容された犬の命の期限は4日。
飼い主に持ち込まれた犬は、即、殺処分となります。
「犬を飼うってすてきですーか?」(栃木県愛護指導センター配布)という冊子をらふわふさんから頂きました。
この本の最後には、
はっきり言って犬を飼うことは、誰にでもお勧めできるわけではありません。
10年以上世話をし、努力と辛抱を重ねても、誰も褒めてくれるわけじゃない。
犬との長い暮らしの中であなたが得られるものは、犬の純粋でまっすぐなあなたへの愛。
そしてたくさんの優しい思い出。。。たぶんそれだけです。
たったそれだけのことを、自分にとってかけがえのないものだと思える人だけが、犬を飼ってください。
と書いてあります。
先週、飼い主が保健所に持ち込んだ、4か月の全盲のパピープードルをシャンプーさせて頂きました。
さっきまで抱いていてくれた、昨日までご飯をくれていた飼い主が、殺してもらうために保健所に持ち込んだ仔犬です。
1・2か月前に、自分の意志で購入した犬のはず。
前にトリミングに出したときのリボンがついたまま。
ブロー中、怒りの涙があふれ、前が見えなくなってしまいました。